現在では通販でおせちを予約購入するのも当たり前の時代ですが、通販おせち黎明期の2010年辺りでは結構トラブルもありました。
「やっぱり実物を見て買うのが一番確実だよね」
「ネット通販なんて何が届くか分からない」
という方が多かった時代の中でも、最も炎上したのが『グルーポンのスカスカおせち事件』でしょう。
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グルーポンのスカスカおせち事件とは
2010年末~2011年にかなり話題になった「グルーポンの通販」おせち事件をご存知でしょうか。
2020年に日本市場を撤退してしまった米「グルーポン」というサービスは、『共同購入型クーポンサイト』というものでした。(当時は相当話題性があったのでご存じの方も多いかと思います。)
グルーポンのサービスは
「通常〇〇円の商品を、目標人数を△日までに予約購入してくれたら★%割引で提供します」
「集まらなければ無しになる」
という面白いサービスです。(現在のクラウドファンディングの「All or Nothing型」に少し似ている)
予約購入する側も達成したいので集客側に回りやすく、拡散力も高いという画期的なサービスでした。
グルーポンで問題となった「バードカフェ 謹製おせち」
グルーポン自体は何も問題なかったのですが、問題になったのがグルーポンのうちの1つ「バードカフェ 謹製おせち」というものでした。
横浜などにお店を出している「バードカフェ」というレストラン(現在は名前が変わっている)が、上記の謹製おせちをグルーポンで出したんですね。
上記の謹製おせちはお店で21,000円で販売されているそうで、グルーポンで予約購入者が集まれば半額の10,500円で購入できるという内容でした。21,000円のこのおせちが半額はアツいですよね。
そしてグルーポンの「バードカフェ 謹製おせち」は目標人数を達成し、10,500円で予約購入した人に届いたんですが、そのおせちの内容がこちらの写真です…↓
品数も33品と記載されているのに、実際には25品程しか入っておらず、キャビアとされていたものも実際にはホテイウオの卵(通称ニセキャビア)だったなど品目も多くが偽装されていたそうです。
問題を起こしたバードカフェ(外食文化研究所)は食品工場ではなく飲食店で大量の生産体制の無い状態で受注し、結果チェック体制が無かったとの事です。
余りの酷さにネットや掲示板でも
「弁当ならスーパーで1000円のレベルだな、これ」
「これ二日目だろ」
「食ったら正月ずっと腹壊しそう」
「50%OFFだから、中身も50%OFFしたんだろ」
炎上したりネタにされたりする始末。
グルーポンでは500人が購入していたようですが、こんなものが届いたら新年迎えられないですよね。
通販おせちは特に届くまでわからない部分もあるので、名前の通ったところや長くやっているところのものが安心です。